自己紹介

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ロボットの研究をしている博士課程学生です。知能ロボコン、ロボカップジュニア、マイクロマウス、学生ロボコンの参加経験があります。

2017年8月29日火曜日

報告' 数理の翼夏季セミナー

今年の夏は、第38回数理の翼夏季セミナー(4泊5日)に参加しました。

応募書類を送ったところ、運良く40人のうちの一人に選んでいただきました。ありがとうございます。また、推薦書類を書いてくださった先生にも感謝します。忙しい中ありがとうございました。
セミナーでは著名な研究者の講演をきいたり、全国から集まった数理科学好きの高校生を交流したり、セミナーOBの大学生に貴重な話をきいたりできました。また、夜ゼミという同じ興味・関心を持った人たちで集まって議論や勉強をする企画では、深層学習・統計力学や参加者の高校生が独自に行っている研究の話などをきくことができました。参加者発表では5分という短い時間ではありますが、いままでつくったロボット・参加したロボコンの話をしました。

とても刺激的なセミナーで、貴重な経験ができました。勉強のモチベーションも上がりました。群論や代トポなどは自分でも学びたいと思いました。その前に受験勉強しなきゃ...

今後も同窓会などで参加者との交流はつづきます。すばらしい経験と仲間を得ることができたことをとても嬉しく思います。

2017年8月25日金曜日

大会報告' 学術五輪2017年度

高三としての学術五輪系の大会がすべて終わったので報告します。

今年は生物学オリンピックの本戦にいく計画だったので、物理チャレンジに参加しないことに決めました。
生物学オリンピックと化学グランプリのみの参加となりました。物理チャレンジに参加しない分、この二つは突破してやろうと思い、過去問演習をしっかりして予選にのぞみました。

結果は以下のとおり。
・生物学オリンピック

・化学グランプリ

というわけで残念ながらどちらも予選敗退に終わってしまいました。
以下はツイッターに投稿した文章です。


JBO・化グラともにあと少しというところで予選敗退という不本意(想定外?)な形ではありますが、このたびは学術五輪を引退させていただくこととなりました。(競技プログラミングは大学入ってやろうと思うので競技科学はまだやることになるかもしれませんが)。
中二のときに参加した創造性の育成塾で科学オリンピックについて知り、それ以来今まで様々な大会に参加してきました。僕はなんの才能もなく努力も苦手なただのゆるふわ学術五輪ぽよですが、運よくJPhO/JESO/科甲などの全国大会に出場させていただくことができ、様々なプロの方々と知り合うことができました。本職はロボット製作ですが、高校生活で競技科学に打ち込むことができ、貴重な経験や仲間などのとても大きな財産を得ることができたことをとても嬉しく思います。
今後は大会に縛られず興味の赴くまま学びを楽しんでいこうと思います。また、大学に入ってからは本格的に「ロボットの研究をしたい」という夢を追い求めていこうと思います。
ここに書ききれないこともいっぱいありますが、学術五輪と多くの仲間に出会えてとても幸せでした。後悔はありますが悔いはありません!(どっかで見たような...)。皆様ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします!

おまけ(Livermorium競技科学実績一覧)
・JPhO...銅/代表候補
・JESO...銅
・JBO...優秀落ち
・化グラ...支部奨励落ち
・JMO...B/地区表彰落ち
・JOI...B 敗退
・JGeO...予選敗退
・脳科学五輪...関東3位/敗退
・倫理哲学グランプリ...予選敗退
・科甲...5th4位/6th9位・ヤガミ賞
・世界算数(GlobalMathChallenge) 銀

2017年8月21日月曜日

報告' 物理オリンピック代表候補として

遅れましたが、実は昨年9月から3月まで国際物理オリンピックの日本代表候補として物理の勉強をしていました。短めですが報告します。

昨年の物理チャレンジで銅賞を獲得し、代表候補に選んでいただきました。
その後、9月、1月、3月に合宿があり、様々な研修(理論も実験も)を受けました。また、半年にわたって添削による研修もありました。

自分は数学力の面で及ばないところがあり、大学範囲に足を踏み入れた物理の内容についていくのにとても苦労しました。中学のうちからもっと数学を勉強しておきたかったという思いはあります。
しかし、学校では絶対にできないような貴重な実験や理論の勉強、物理の深い面白さに触れられたこと、それになんといっても同世代の物理好きの強い人たちとの交流ができたことをとても嬉しく思います。

3月の代表選抜試験で代表が選ばれ、僕は落選しました。
僕は将来物理学者を目指すわけではありませんが、趣味で物理の勉強は続けたいと思います。(その前に受験勉強をしなきゃ)

貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました!

2017年8月9日水曜日

大会報告' 第六回科学の甲子園

科学の甲子園の記事を書き忘れてました...書きます。

3/17~3/20につくばで行われた科学の甲子園全国大会に参加してきました。(4度目のつくばカピオ)

その前に11月末の県大会の話を。
今年の筆記メンバーは、去年の全国大会経験者が三人残りましたが、全員担当教科が変わりました。僕は物理担当でしたが、今回は地学を担当しました。
また、事前制作課題は「ぴったり止まるCD車」でした。坂から走らせた車を、8m~11mで指定された距離で止める、という競技です。僕の所属するチームは輪ゴムを動力として加速し(そうしないと11mに届かないため)、大きな円盤が走行距離を決め、指定した距離で車輪に竹ひごがあたり、ブレーキがかかるという車で挑みました。結果は誤差10cmで2位。筆記ともう一つの実技とあわせて全体1位で全国出場を決めました。
ところが個人的な問題が。僕の学校では高2チームと高1チームで筆記の点数が高い人を科目ごとに全国の筆記担当にするのですが、僕は高2で唯一高1に負けてしまい、全国大会で筆記を担当しないことになりました。
結局全国の実技課題に地学があったので代表に選んでいただきました。






では全国の話を。
僕は実技地学と総合競技に参加しました。

まず地学。地学の実験ということで学校でクリノメーターや岩石鑑定の練習をしてからのぞみました。しかし、競技内容は人間の歩行を研究して、恐竜の歩幅を足跡化石の図で測定し、恐竜の歩行速度を推定するというものでした。完全に物理...。そこまでできたという感覚はなかったのですが、メンバーに物理担当を入れていたことや、電卓処理の分担をうまくできたことなどが奏功し、地学実技2位という好成績!ヤガミ賞を受賞しました。僕はJPhO/JESOともに銅・IPhO代表候補なのですが、1位チームのともに金・IPhO金の知り合いと一緒に壇上に立ててうれしかったです。

次は総合競技(事前製作課題)。今年の課題は「ばんえいレース」。馬のような四足ロボットを製作し、ばんえいレースを行うというものです。部活でロボット製作をしているので負けるわけにはいかない!と思いましたが、普段つくるロボットは車輪のものが多く、製作は難航。電池もペルチェ素子を利用したものを自作するのですが、これを担当した化学部の人も苦戦していました。足を交互に出す方法を一つ用意して現地に行きましたが、足を揃えて出す方法(うまくいけばすごく速いがうまく行っていなかった)が現地で調整をしてみていける可能性が出てきたため、夜遅くまでそちらの調整をしました。しかし、電池が本当にうまくいかないとすぐ止まってしまうことが直前で分かり、足を交互に出す方法で本番に挑むことに。結果、調整不足で壁に引っかかってしまうのを解決できず、完走できませんでした。足を揃えて出す方法もあと少しだったし、交互に出す方法ももっと改良できたのでとても悔しかったです。





表彰式。めっちゃできたって言い切れる競技がなく、「10位以内入らないのでは」とか友達と言ってましたが、まさかの地学2位もあって総合9位でした。一昨年優勝、去年4位という結果を考えると満足のできる結果ではありませんでしたが、今までで最も熱かったといわれる今大会で戦えたことを誇りに思います。

おまけ、エキシビション競技。エキシビション競技に去年の優勝メンバー3人で挑みました(大人げない?)。今年の競技は大人の科学マガジンのカエデドローンによるレースという内容でした。これが意外と操縦が難しく、リモコンを持つ方向を間違えるとすぐ変な方向に飛んで行ってしまいます。他の県とチームを組み、リレー形式で競います。なかなかいい感じでしたが4位という結果でした。でも楽しめたのでOKです!

余談。
・宿泊場所、地学オリと同じ場所でした。風呂熱い。部屋狭い。独房・フェアウェルパーティー、今年はご当地パフォーマンスというのがあり、僕たちのチームはX JAPANの"Forever Love"の演奏と”PPAP”科甲verをやりました。僕はforever loveでハーモニカの演奏を担当しましたが、盛り上がってくれてよかったです。ステージで演奏するって気持ちいいね。
・今年はJAXAを見学。大きな衛星の実物等と間近で見れたのはうれしかったです。

JPhOやJESOなどのおかげで知り合いが多かったので、去年よりスワップミートなどで多くの人と交流できました。最高に楽しい科学の甲子園でした!
僕はもう出られませんが、後輩がさらに歴史をつくっていってくれるでしょう。期待してます!