3/17~3/20につくばで行われた科学の甲子園全国大会に参加してきました。(4度目のつくばカピオ)
その前に11月末の県大会の話を。
今年の筆記メンバーは、去年の全国大会経験者が三人残りましたが、全員担当教科が変わりました。僕は物理担当でしたが、今回は地学を担当しました。
また、事前制作課題は「ぴったり止まるCD車」でした。坂から走らせた車を、8m~11mで指定された距離で止める、という競技です。僕の所属するチームは輪ゴムを動力として加速し(そうしないと11mに届かないため)、大きな円盤が走行距離を決め、指定した距離で車輪に竹ひごがあたり、ブレーキがかかるという車で挑みました。結果は誤差10cmで2位。筆記ともう一つの実技とあわせて全体1位で全国出場を決めました。
ところが個人的な問題が。僕の学校では高2チームと高1チームで筆記の点数が高い人を科目ごとに全国の筆記担当にするのですが、僕は高2で唯一高1に負けてしまい、全国大会で筆記を担当しないことになりました。
結局全国の実技課題に地学があったので代表に選んでいただきました。
では全国の話を。
僕は実技地学と総合競技に参加しました。
まず地学。地学の実験ということで学校でクリノメーターや岩石鑑定の練習をしてからのぞみました。しかし、競技内容は人間の歩行を研究して、恐竜の歩幅を足跡化石の図で測定し、恐竜の歩行速度を推定するというものでした。完全に物理...。そこまでできたという感覚はなかったのですが、メンバーに物理担当を入れていたことや、電卓処理の分担をうまくできたことなどが奏功し、地学実技2位という好成績!ヤガミ賞を受賞しました。僕はJPhO/JESOともに銅・IPhO代表候補なのですが、1位チームのともに金・IPhO金の知り合いと一緒に壇上に立ててうれしかったです。
次は総合競技(事前製作課題)。今年の課題は「ばんえいレース」。馬のような四足ロボットを製作し、ばんえいレースを行うというものです。部活でロボット製作をしているので負けるわけにはいかない!と思いましたが、普段つくるロボットは車輪のものが多く、製作は難航。電池もペルチェ素子を利用したものを自作するのですが、これを担当した化学部の人も苦戦していました。足を交互に出す方法を一つ用意して現地に行きましたが、足を揃えて出す方法(うまくいけばすごく速いがうまく行っていなかった)が現地で調整をしてみていける可能性が出てきたため、夜遅くまでそちらの調整をしました。しかし、電池が本当にうまくいかないとすぐ止まってしまうことが直前で分かり、足を交互に出す方法で本番に挑むことに。結果、調整不足で壁に引っかかってしまうのを解決できず、完走できませんでした。足を揃えて出す方法もあと少しだったし、交互に出す方法ももっと改良できたのでとても悔しかったです。
表彰式。めっちゃできたって言い切れる競技がなく、「10位以内入らないのでは」とか友達と言ってましたが、まさかの地学2位もあって総合9位でした。一昨年優勝、去年4位という結果を考えると満足のできる結果ではありませんでしたが、今までで最も熱かったといわれる今大会で戦えたことを誇りに思います。
おまけ、エキシビション競技。エキシビション競技に去年の優勝メンバー3人で挑みました(大人げない?)。今年の競技は大人の科学マガジンのカエデドローンによるレースという内容でした。これが意外と操縦が難しく、リモコンを持つ方向を間違えるとすぐ変な方向に飛んで行ってしまいます。他の県とチームを組み、リレー形式で競います。なかなかいい感じでしたが4位という結果でした。でも楽しめたのでOKです!
余談。
・宿泊場所、地学オリと同じ場所でした。風呂熱い。部屋狭い。
・今年はJAXAを見学。大きな衛星の実物等と間近で見れたのはうれしかったです。
JPhOやJESOなどのおかげで知り合いが多かったので、去年よりスワップミートなどで多くの人と交流できました。最高に楽しい科学の甲子園でした!
僕はもう出られませんが、後輩がさらに歴史をつくっていってくれるでしょう。期待してます!
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